増配と増配率で将来の配当金を最速で増やす
セミリタイアを目指す上で配当金の維持、増加は最も重要なことです。
仕事を辞めれば、給与による投資原資を失うため、配当金による再投資と連続増配により配当金を増加させる必要があります。
そこで、今回は下記5つに重点を置いて将来の配当金が大きく増えそうな銘柄を選んでみます。
コロナショックで配当金の減配、無配化に転ずる企業が出始める中でも増配してくれそうな企業へ投資することが重要です。
①米国株
②配当利回り3%以上
③連続増配年数40年以上
④3年間の平均増配率7%以上
⑤配当性向70%以下
①【ABBV】アッヴィ【医薬品】
配当利回り、増配率、配当性向とも断トツで良い数値です。
アボット・ラボラトリーズから、医薬品事業の新薬部門を分社化から7年間で配当金は2倍以上になっています。しかも増配余地は高く、まだまだ配当金の上積みが期待されます。
②【SYY】シスコ【食品販売 & 流通】
今回の暴落で株価は40%以上の下落となり配当利回りも4%付近で非常に魅力ある水準になってきました。
また、3年間の増配率も10%と非常に高いのが魅力です。
EPSの伸び率が非常に高く、配当性向は50%台とまだまだ余力を残しているため、今後も高い増配率が期待できます。
③【MMM】スリーエム【産業コングロマリット】
米国株に投資している人であれば誰でも知っている銘柄ですね。
2019年後半から株価は下落気味で、コロナショックで配当利回りは常時4%越えが当たり前となり、手が出しやすい水準になってきました。
2014年以降から配当金増加率が上がっていますが、直近EPSは減少となっています。
売上高は中々振るわないので、この成長率を維持できるかは微妙な感じはします。
④【MCD】マクドナルド【レストラン & バー】
直近の株価戻しにより配当利回りは2%後半から3%となっています。
配当金の伸び率は非常に安定しているのが印象でEPSも右肩上がりと不安要素が無いような感じにもとれます。そのため、株価は中々下がりません。
配当利回り的には高配当とは言いにくいですが、過去10年で配当金は2倍以上となっており、このペースで増配が続けば将来的に超高配当銘柄になっているでしょう。
⑤【ITW】イリノイ・ツール・ワークス【産業コングロマリット】
こちらも直近の株価戻しにより配当利回りは2%~3%付近で推移しています。
イリノイ・ツール・ワークスの凄いところは過去10年で配当金が約4倍になっているところですね。異常な上昇率ですが、EPSも伸びており配当性向50%台とまだまだ余力十分です。
配当利回り3%超える水準では購入したい銘柄です。
まとめ
今回紹介した5銘柄は過去10年で配当金が1.5倍~4倍となっています。
しかも配当性向70%以下で連続増配年数は40年以上と実績と安定感は抜群です。
配当利回り2%~3%で高利回りと言えない銘柄でも将来的に超高配当になり得る可能性が高いと言えます。
私のポートフォリオは現状超高配当のタバコ銘柄と石油銘柄で50%以上となっているため、減配と隣り合わせな状況です。
今後は今の配当利回りより将来の配当利回りを意識した銘柄に投資したいと思っています。