天災リスクが最大の敵
インフラファンドへの投資に対して、天災リスクが未知数な点があります。
2017年に上場し、その後は運よく大きな天災に見舞われることなく現在に至っています。
しかし、天災による設備や発電のダメージを図る機会が無かった事で、天災リスクの不安要素がいまいち分からない状況が続いています。
【主な天災リスク】
・台風
・地震
・局地的な豪雨、落雷等
台風10号の被害状況について
今回の台風10号は九州地方への被害が甚大であり、私が保有する2銘柄も九州地方に設備運用を行っているため、台風通過によりどの程度のダメージを受けたのかを調べてみます。
【9283】日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の場合
同社は九州地方への設備割合は17%で比率割合としては3番目に大きく被害状況によっては今後の分配金に関わってきそうです。
プレスリリースの発表によると
対象物件が7か所に対して設備損害、運用への影響は無しとなっています。
なお、株価の影響は無い模様。
【9284】カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の場合
問題はこちらです。
同社は九州地方の比率が43%と非常に高く、九州地方のダメージ次第で分配金が変わってくる可能性が非常に高いです。
プレスリリースの発表によると
対象物件が5か所に対して設備損害は無し、発電が停止している物件が3か所となっています。設備損害がないため、順次復旧される模様。
また、九州電力管内の停電により一時的に発電を停止したとのこと。
いずれにしてもダメージは最小限に留めている印象です。
こちらも株価の影響は無い模様。
台風のダメージは殆ど無し
今回の台風でわかったこと。
①最強クラスの台風でも設備破損はゼロ
②発電停止を余儀なくされるも、順次復旧される
③九州電力管内の停電により一時的に発電を停止する
2銘柄とも台風10号によるダメージは殆ど無しという結果になりました。
正直、設備破損はある程度想定していましたが、思いの外、設備が堅調な事や対応の速さに驚いています。
分配金は、今のところアナウンスが無いので通常通りの金額が支払われると思います。