【3470】マリモ地方創生リート法人の特徴
一般的なJ-REITとはちょっと違った投資方針を取っているのが特徴です。
①地方を中心とした不動産投資。
②レジデンス、商業施設、ホテル、オフィスに投資。
③高い分配利回り。
④業績、新株発行、借入による物件拡大中。
①地方を中心とした不動産投資。
区域別投資比率が地方70%以上、東京圏30%以下となっています。
但し、地方の収益性を高めるために、人口20万以上の都市に限定しているようです。
東京の投資比率は17%とJ-REITの中でも格段に低い比率ですが、30%以内であるから今後はもう少し比率が上がる可能性もありそうです。
そして一番比率が多い地域は九州・沖縄で全体の30%となっています。
東京一極集中のJ-REITが多い中、リスク分散にもなっている地方を投資対象としている点が面白いです。
②レジデンス、商業施設、ホテル、オフィスに投資。
物件ポートフォリオの90%以上が商業施設とレジデンスで構成。
幸いにもコロナ禍で一番ダメージがあるオフィスとホテルの比率が低く、コロナによる収益低下も限定的となっています。
③高い分配利回り。
12月4日時点での株価は113,700円。
分配利回りは6.15%とかなりの高配当となっています。
分配金の実績を見ると、3,500円前後の分配金を安定的に出しており予想分配金と差異が少ない点も良い感じです。
④業績、新株発行、借入による物件拡大中。
(2020年1月1日~2020年6月30日)第8期
売上高は12億6500万円
純利益は4億6700万円
純資産は149億4800万円
売上、純利益、投資資産は確実に増加。自己資本比率も45.6%と問題ないレベル。
総資産は279億6000万円→327億6600万円に増加、新株発行と銀行借り入れにより48億円程度を調達し不動産信託受益権6件の取得に充てる。
コロナ相場で超絶な急落をしたものの、株価は回復。
今思うとコロナ下落は非常においしい相場だったと言えます。
とりあえず、株価はちょっと高めかな?と思いつつも年間7,000円程度の分配金を見込めるため、株価の変動はあまり気にせずホールドします。