比較する投資法人3社
・日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
・タカラレーベン・インフラ投資法人
・カナディアンソーラーインフラ投資法人
上記3社はインフラファンドの中でも上場実績年数があるため比較対象としています。
収益性の比較
・日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の決算短信
【第8期2020年8月1日~2021年1月31日】
・タカラレーベン・インフラ投資法人の決算短信
【第10期2020年6月1日~2020年11月30日】
・カナディアンソーラーインフラ投資法人の決算短信
【第7期2020年7月1日~2020年12月31日】
3社とも夏から冬期間の決算になります。
純利益の高さは資産規模に比例しますのでカナディアンさんがトップ。
問題は経常利益率で、カナディアンさんとタカラレーベンさんは30%と高い水準を維持していますが、日本再生可能さんは20%を切っており更に低下中となっています。
運営効率=分配金に大きく関わるため、この13%の開きはちょっと気になるところです。
分配金推移
・日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
分配金合計は3,200円固定の傾向にある。
利益超過分配金は多く、実質分配金利回りは3.3%程度。
・タカラレーベン・インフラ投資法人
分配金は3,500円~4,000円の間を推移。
利益超過分配金は少ない傾向、実質分配金利回りは5.5%と高水準。
・カナディアンソーラーインフラ投資法人
分配金は3,700円固定の傾向、今後は3,750円に増配する見込み。
利益超過分配金は決算期によって増減あり、ちょっと高い傾向にあり。
実質分配金利回りは4.8%と高水準。
財務と資産規模の比較
・日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
・タカラレーベン・インフラ投資法人
・カナディアンソーラーインフラ投資法人
買うならココで
営業効率、利益超過分配金を含まない利回りから見てタカラレーベン・インフラ投資法人で良いと思います。
結果的に利益超過分配金を含まない利回りは断トツで1位です。
財務面はどのファンドも似たような数値ですが、LTV対比で一番効率の良い運営をおこなっているのもタカラレーベンとなっています。
次に買うとしたらカナディアンソーラーインフラ投資法人になります。
営業効率もトップクラスであり資産規模は断トツ1位なので将来的可能性が一番大きいです。
ただ、利益超過分配金は季節によって大きく変動するため安定性に関してはタカラレーベンに劣る感じです。
そして、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人はあえて買う必要が無い・・・
電力固定買取制度(FIT)期間が終わった後の収益性リスク、自然災害等のリスク、出力制御によるリスク等、現在まで幸いにも大きなリスクに直面していないので利回りの高さだけで評価されていますが未知数な要素が多いため、選定するならより良いファンドを選ぶことが重要になると思います。
まずは、タカラレーベン・インフラ投資法人を購入して様子を見るで良いと思います。